お店について
“しごと”をする場所
TOMOCHI COFFEE /トモチコーヒーは、2017年に東久留米市 滝山4丁目で開業し、2019年に現在の滝山5丁目に移転しました。開業した旧店舗は路面店。バス、クルマ、近隣には商店街、郵便局、銀行、大手スーパーマーケットがあり商売のセオリーから言えば有利な立地。
オープンから2年、徐々に知られるようになってきたのにもかかわらず、奥まっていてわかりづらい場所に移転しました。
あえてこの路地奥に移転したのは、はじめてこの場所に来た時に落ち着いた“空気感”に魅かれたからでした。
日々焙煎し、夫婦で新商品の選定や焙煎での味づくりのこと今後の展開を話しをし、お客様とコーヒーの話をしたり、これからコーヒーを始めたいという方の拠点になっていったり、この路地奥の空気感の中で “しごと” をする、つまり、様々なことを表現し、コーヒーの味づくりに気持ちと時間をかけることが私たちにとってはとても大切に思いました。
風味づくり
当店では “飲み飽きないバランス” ということをメインテーマにしています。
“飲み飽きないバランス” の定義は十人十色、難しい課題です。単調薄味ではもの足りなく、濃すぎる味では飲み疲れしてしまいます。
食事で言えば調味が強くて食べ始めは美味しさを感じるも、食べ終わるころには味が濃くて胃がもたれしてしまうこともあります。
それよりも、食材からバランスよくとったダシ・旨みといったベースのしっかりした食事は、食べ終わる頃にはまた食べたいという余韻で終わることができると思います。
当店では、焙煎による味づくりも同様に考えています。苦み・酸味は強すぎず、しかし風味の輪郭ははっきりと、余韻は豊かなアロマと甘みが口に残る。そのようなバランスになるように焙煎レシピを組み立てています。
店頭に並べる銘柄数は6~8品と、種類が豊富という印象ではありませんが、個性が被らずに風味の特徴が分かりやすくなるようなラインナップを意識しています。当店の提供するコーヒーがお口に合いましたら幸いです。
ラインナップは年間通して固定ではなく入れ替え、もしくは焙煎度の変更もあります。販売中のコーヒー豆は当サイト「LINEUP/商品一覧」のページをご覧ください。