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執筆者の写真TOMOCHI COFFEE

新商品:エチオピア シャキッソ ナチュラル中煎り

 11月1日(火)からエチオピア シャキッソ ナチュラルの販売を開始いたします。

焙煎度はシティロースト/中煎りです。価格は豆(粉) 100g 820円税込です。ドリップバッグは1袋 130円税込です(販売日は11月上旬予定)。


 こちらは果肉を除去せずに乾燥させるナチュラル精製の豆です。数か月前まで販売していたエチオピア アラモ ナチュラルの後継ラインナップとなり、焙煎度や風味の仕上げも前商品アラモと似た雰囲気に仕上げております。


 評価軸として“質感”または“口当たり”というものを設定するとしたら、本商品シャキッソは前商品より高い評価になるかと思います。端的に言えば、アラモは濁り感や醗酵感由来による濃厚さが特徴でしたが、本商品シャキッソには精製工程の管理の良さからかそれらの要素が弱く、原材料の質感に“透明感”を感じます。


 ところが、この透明感に相反するような“濃さ”も感じます。熟した果実感、チョコレートのようなまったり感、余韻にはバニラのような甘い香りが残り、上質な濃厚さを感じます。あえて概念的な表現をすれば、アラモが“密度の高い濃さ”とすれば本シャキッソは“透明度の高い深さ”を感じます。


 全体の印象としても、バランスがよく満足感の高い仕上がりになっていると思います。

淹れ立てより、冷め始めで濃さや香りを感じやすくなります。また、焙煎日からの経過日数も焙煎日+3日以降からより濃厚さを味わえます。


 焙煎度は測定器表示ではシティロースト/中煎りですが、+3日以降はフルシティローストのような印象を持ちあわせており、酸味を感じにくいバランスと思います。


 今回の新商品説明は、複雑で読みづらい文章になってしまったことは自覚しておりますが、このコーヒーの風味はいくつも風味が重なり、かつそれらが時々刻々と変化していくため、言葉では説明しきれない部分が多く、飲む人それぞれにとって味わいがちがうような印象のコーヒーだからかもしれません。よろしければ、ぜひご賞味ください。


・焙煎度:シティロースト (中煎り~中深煎り、SCAA Gourmet#=56.2 aft. 1.5h)

・産地:シダモ県グジ地区 シャキッソ村 /Shakiso

・標高:2,000m

・品種:原種(ウォリチョ、クルミ)

・精製:ナチュラル/Natural



Ethiopia Shakiso Natural City-roast




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